投稿日 2015年04月17日 10:42
「タップ不良」難しい・・・
こんにちは。GOGOマッキーです。
先日、ある不良が発生してしまいました。
タップ(ネジ切り加工)不良です。
その内容としては、ネジ山がしっかりと形成されてなくネジを締め込んでも空回りしてしまう、いわゆる‶ネジバカ”になってしまうのです。
もちろん、その不良品は社外に流出する前に発見されました。
今回の加工ロットは2000個。そのうち不良品は15個発生しました。
また、1個の製品の中にタップは6ヶ所あります。
一ヶ所でもネジバカであれば、当然、その製品は不良品となるのですが、
今回の場合、
製品加工数2000個×6ヶ所=12,000ヶ所ものタップ加工となります。
その全ての箇所を加工後に治具などを使用して検査することは、その工数や時間、コストを考えると不可能です。
すなわち不良の発見が難しいのがタップ不良。
よって、まず不良を作り出さないことが最善の策となります。
しかし、それが難しい・・・・。
タップ加工というのはタッピングマシンを使用します。ボール盤のようなものです。
ねじ切り用のキリをマシンに取付けて、フットペダルを踏むとキリが回転しながら下降し、下穴を空けたワークにねじ切り加工を施すというものです。
至って単純な加工。でも、不良は発生します。
そして、不良発生の要因は様々です。
①マシンの不具合②キリの不具合③下穴径があってない④ワーク材質の成分⑤ワーカーのスキル⑥切粉の処理・・・
挙げていくと尽きません。
単純な加工なだけに要因がありすぎて何が悪いのか分かりません。
しかし、地道に1つずつ、その要因をツブして行くしか方策はないのです。