板金加工ノウハウ集(タレパン編)
プレスからタレパンへの工法転換
窓枠部分のバーリング加工は通常はプレスですが...

▲ プレス金型はサイズごとに 専用金型が必要
窓枠部分の立上げなどのバーリング加工で、かつ異
形状の場合は、専用金型を製作しプレス加工する方
法が一般的です。
プレス機用のバーリング金型を製作するための費用
が発生する上、複数種類のサイズがある場合などは
それぞれに専用金型を製作する必要があるため、金
型コストが大きなネックとなってしまいます。
2010/08/21 12:42 | タレパン編
刻印のローコスト化
製品識別の刻印は必要ですが、コストがかかる

▲ 刻印作業は手間と労力がかか ります。
製品に数字等を明記する場合には、以下のような方
法が一般的です。
1、スタンプを使って手作業にて押印
2、刻印ポンチをハンマーで叩いて刻印
3、レーザーでマーキング
4、インクジェット装置を使った印字
いずれにしても、手作業の手間や装置が大がかりに
なるため、コストアップ要因になってしまいます。
2010/08/20 23:37 | タレパン編
皿モミ加工のローコスト化
皿モミをボール盤で加工すると工数がかさむ

皿ねじを使用する場合の皿モミ加工は、ボール盤で
切削する加工方法が一般的です。
ボール盤にて切削すると、穴あけをタレパンで行い、
ワークをボール盤へ移して加工するために運搬工数、
加工工数が掛かります。
結果として、工数がかさみコストアップとなってし
まいます。
2010/08/20 23:32 | タレパン編
近接するバーリングの加工
バーリングが近接していると加工ができない!

▲ バーリングのピッチが近すぎ るとつぶしてしまう
板厚の薄い材料にタップを立てる際にはねじ山を確
保するためにバーリング成形を行います。
タレットパンチプレス(タレパン)で加工する際に、
近接するバーリングをつぶしてしまうため加工がで
きないことがあり、M4 バーリングであれば近接する
バーリング間のピッチは14mm以上が加工可能の目
安として必要となります。
2010/08/20 23:28 | タレパン編
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