投稿日 2015年03月06日 23:28
商社の役割
こんにちは。GOGOマッキーです。
みなさんご存じの通り、うちの会社は板金加工業者です。
しかし、前回のブログにも書かせてもらったように、
板金加工であっても協力業者にその加工を委託し購入するという、
「商社」としての一面もあります。
商社なので当然、その加工方法にや工程には一切口を出さないのが基本です。
技術的なことを質問されれば、分かる範囲でお答えするくらいです。
各業者にはそれぞれの独自のやり方があって、うちのやり方を無理に押し付けるのは良いとは言えません。
結論を言ってしまうと、図面の指示通りに製品が完成すれば、全く何の問題はありません。
あくまでお客様と加工業者をつなぐ、商社なのですから。
しかし、仮に加工に何らかのトラブルがあった場合はとても大変です。
そういった場合はお客様と加工業者を"つなぐ"というより、"挟まれる"という表現が正しいような状況になります。
自社で起こった加工のトラブルであれば、様々な対策や指示ができるのですが、
協力業者で起こったことに関しては、先ほども書いたようにむやみに口出しはしません。
加工条件や加工方法はその業者が培ってきたモノがあり、トラブルが発生した時点で、
それらのノウハウは既につぎ込んで最良の方法を選択している可能性が高いからです。
ヘタなことを言うと、より一層のトラブルを招きかねないのです。
そして、お客様にそのトラブルが発生していることをお伝えすると、納期等が絡んでくるお話なので、ヤキモキしてしまいます。
しかし、その間に挟まれるうちの会社、つまり私もどうすることも出来ない。
お客様には最大限に状況のご説明をして、協力業者には精一杯のお願いをするしか出来ないのです。
うちの会社は無論、基本的には加工業者です。
最近まで私の中で商社は、「ただ間に入って管理費を取る」みたいなイメージでした。
しかし、トラブルが発生した時は「すべてを円滑にまとめあげる」そんな役割も担っているのです。
「商社も大変なんだなぁ」そんなことを思いました。