投稿日 2014年05月07日 18:08
活きた技術になった
こんにちは。GOGOマッキーです。
サササーっとゴールデンウィークも過ぎ去りましたね。やっぱり早かった。
今日からお仕事の方がほとんどかもしれません。
今朝、いつもながらにうちの会社内で一番体調が悪そうなのは私でした。
さて、ゴールデンウィークも明け、本格的に夏を迎えます。
生産も夏に向けグングンとアップし真夏にピークを迎えそうです。
今日はあるR曲げ加工が存在する案件の問い合わせがありました。
図面を見た段階で、形状的に特殊で専用のR曲げ金型の購入が必要なことが分かりました。
ご担当の方ににそのことをお話すると・・・
ご担当者:「金型って(価格が)高いですよね。」
私:「はい、少なくとも\20~30万は要します」
ご担当者:「試作で1個欲しいだけなんですけど・・・、金型購入はナシでなんとかなりませんか?」
私:「ちょっと厳しいですね。でも、検討させて頂きます」
その後、うちにある様々な金型を確認したのですが、やはり今回のR曲げには対応できそうにありません。
諦めかけたその時、ひらめきました!
「送り曲げでR形状をつくればいい!」
最近、社内の一番化プロジェクトで推し進めている技術の1つです。
ごく浅い鈍角曲げを連続して等間隔で施し、R形状を造り上げるのです。
そのピッチは2㎜ほどなので、下の写真のようなパイプ形状を造り上げるのに50ヶ所以上の曲げがあります。
これであれば、無論、金型の購入を要しません。
コスト的には、送り曲げもそれなりの工数が掛かる為、ある程度は必要となりますが、
それでも金型購入の1/5くらいで済みます。
ようやく力を入れている技術を活かせる時が来ました。
一番化プロジェクトでサンプル加工をして成功した時とは違う、
「活きた技術になった」そんな嬉しさがあります。