投稿日 2014年04月10日 18:16
工程・工法の選択
こんにちは。GOGOマッキーです。
このところご注文の数量が大幅にアップした製品があります。
本日、その製品の工程変更やプレス金型化の打ち合わせをしました。
さて、板金加工では、抜き加工でも曲げ加工でも溶接でも、
図面に特別な工法の指定やお客様からの指定がない限り、
1つの製品を造り上げるためには、様々な工法や工程が存在します。
例えば抜き加工で言えば、レーザー加工、タレパン加工、プレス加工など、
同じものを抜き加工する工程にも様々な選択肢があります。
では、それらの中から選択する場合の基準はどこにあるのか?
まず、要求品質や製品の特性などに合わせて選ぶことが挙げられます。
また、加工数量、加工ロット数量も大きなその要因となります。
レーザー=少量~中量向け
タレパン=少量~中量向け
プレス=中量~多量向け
一概には言えないのですが、おおよそ上記のような区分になります。
レーザーは金型購入は無いですが、加工スピードとしてはあまり速くない。
プレスは金型購入を要するけれども、加工スピードが速い。
つまり、初期投資を必要とするプレス加工は加工数が多量であればあるほど、向いていると言えます。
逆に少量で1、2個作るために金型に投資することは考えにくいです。よってレーザー加工となります。
トータルコストで判断し選択することがポイントとなります。
そういった観点で今日の打ち合わせは、増産に伴うプレス金型化を検討したのです。
基本的なことですが、工程設計、選択はコストや生産性に大きく関係してくるのです。