こんにちは。GOGOマッキーです。


今日はある板金加工業者さんにお伺いしてきました。

その業者さんには、私が初めて目にするモノがありました。

「ファイバーレーザーマシン」です。

レーザー加工機メーカーの方から話だけは聞いていましたが、

実際にそのマシンとその加工を見るのは初めてです。


昨年あたりから従来のレーザーマシンとは違う、このファイバーレーザーマシンが市場に出てきたのです。

ちなみにうちで所有しているレーザーマシンは従来のタイプであるCO2レーザーマシンです。


では、その違いは何か？

最も違いがあるのは薄板のカットスピードです。

板厚ｔ=1.0の鋼板であれば、ファイバーレーザーのカットスピードは従来のおよそ３倍となります。


スピードが速ければ、当然コストメリットも生まれます。


しかし、ここで注意しなければならないのは“薄板であれば”です。

つまり、厚板になるとそのカットスピードは極端に落ちてしまいます。

ｔ=3.0㎜が境界線です。それを超える板厚の場合、従来のレーザーマシンの方が速くなります。

薄板加工に特化するようであれば、ファイバーレーザーは良いものです。

うちのように薄板から厚板まで幅広く対応するのであれば、従来のレーザーマシンの方が良いのです。


しかし、ファイバーレーザーはまだまだ研究開発中、発展途上にあります。

今後、それらが改善される可能性も含んでいます。

その動向には注目して行きたいと思います。