板金加工ノウハウ集
近接するバーリングの加工
バーリングが近接していると加工ができない!
▲ バーリングのピッチが近すぎ るとつぶしてしまう
板厚の薄い材料にタップを立てる際にはねじ山を確
保するためにバーリング成形を行います。
タレットパンチプレス(タレパン)で加工する際に、
近接するバーリングをつぶしてしまうため加工がで
きないことがあり、M4 バーリングであれば近接する
バーリング間のピッチは14mm以上が加工可能の目
安として必要となります。
タレパンをプレスに置き換えることで加工可能
タレパンでは干渉してしまうような近接するピッチ
(14mm以下)のバーリングでも、バーリング加工を
プレスに置き換えることによって、隣合うバーリン
グも加工することができます。
どうしても近接するバーリングを加工しなければな
らない場合には、こうした方法が有効ですが、コス
ト面を考えるとある程度のピッチを持たせて設計す
ることも重要なポイントです。
バーリングには適正なピッチを確保して設計すること
2010/08/20 23:28 | タレパン編