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投稿日 2016年07月08日 08:40
レーザーカット。雨に負けた。。。

こんにちは。GOGOマッキーです。

プレス・板金ファクトリーのWebページでも謳わせて頂いております
レーザーカットは滑らかでキレイな切断面がウリです。

つい最近、レーザーカットしたこちらの事例をご覧ください。

20160708_081535.jpg

ほら、やっぱりキレイですよね。。。。。


・・・・・・・!!!!!!

バリバリじゃん。全くキレイではありません。

バリというかドロスがかなり付着してしまっています。

板厚t=3.0㎜のSUS板に対し、2.0㎜くらいの高さでドロスが付着しています。


なぜ?

この製品はロットで40個を加工します。

当然、加工工程では、最初の1個を加工した時点で寸法等の検査と共に、

切断面の品質も確認します。

そして、それらに問題がなければ、残りの39個を加工するという手順です。

今回の場合、最初の1個では品質には全く問題がありませんでした。

その後、自動(無人)で加工をしたところ、途中から急にこのような有り様に。。。。


レーザーカットの繊細過ぎる加工条件がもたらした不具合です。

そもそも、材質や板厚によって、レーザー出力や速度、周波数などなど10数種に及ぶ、
加工条件を設定し条件出しを行う必要があるのですが、それだけではないのです。


カット品質を大きく左右する要因として、気候が挙げられるのです。

この製品を加工している時に、急に大雨が降り出して、

湿度が急激に上がり、それとは対照的に気温は急激に下がったのです。

湿度と温度でこれほどまでに加工条件が変わり、不具合が発生してしまうのです。


最近よく「○○○過ぎる」という言葉を聞きますが、

まさに「繊細過ぎる」です。


そんな繊細過ぎるレーザーカット。

儚くも私たちの経験値やノウハウレベルが試されているかのようです。。。。

でも大変です。。。。


 

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