スタッフブログ

  1. HOME
  2. スタッフブログ
  3. ネジ・ナットの規格って何でこんなコトになってるんだ!!!

スタッフブログ

投稿日 2016年06月04日 10:59
ネジ・ナットの規格って何でこんなコトになってるんだ!!!

こんにちは。GOGOマッキーです。

今週はネジ・ナットの規格に悩まされた週でした。

ご注文いただいた製品に使用するものです。


まずはネジの規格。

うちで加工した製品にM3の皿ネジを取り付けるという製品です。

皿ネジの頭の部分の径は規格上φ6.0です。

しかし、その一般公差がφ6.0 +0-0.5となってます。

ネジ頭の部分がφ6.0のモノもあればφ5.5のモノもあるということです。

「えっ!!そんなに公差ユルいの!」です。

おそらくネジは成形とか切削で製造されるものだと思うのですが、

板金加工と違ってそんなにバラつく要素がないはずなのに。。。


しかも、その皿ねじが取り付く、皿穴の加工寸法もφ6.0とφ5.5の皿ネジでは違ってきます。

まぁ、双方が上手く取り付くような中間の寸法に合わせて皿穴の加工をするしかありません。

ネジのはめ合いも個人的な感情も、なんかしっくりこない感じです。

プレス板金 皿ネジ.jpg
左:皿ネジ  右:皿穴




続いては、ナットの規格。

これはネジにも言えることなのですが、

JIS、メートルネジ、インチネジでネジ山のピッチや角度などが異なります。

JISで言えばM○のナットと言いますが、メートルネジやインチネジでは通じません。

全くの別モノとなります。

当然、インチのナットにJISのネジは入りません。

さらにそれぞれの規格に並目、細目などがあり、余計に多種となります。

機能上、大差はないはずなのに。。。


日本国内で言えばJIS規格のネジが多く使用されています。

よって、JIS規格のネジ・ナットは簡単に手に入ります。

しかし、メートル、インチとなると極端に入手困難となります。

ホームセンターでは、まず手に入りません。

ネジ販売業者でも在庫しているところはあまりありません。(あくまでうちの会社近辺のお話です)

今回の案件ではインチナットを使用したのですが、納期ギリギリでようやく手に入りました。

プレス板金 ナット.jpg
左:JISナット  右:インチナット



これまでのお話し、「そんなのネジ・ナットの常識じゃん」と言われればそれまでですが、

私はネジとナットをナメてました。


でも。。。。

「寸法公差をもっと厳しくして、全世界統一の規格のネジ・ナットにしてくれよ!」

これが本心です。

ページのトップへ戻ります