こんにちは。GOGOマッキーです。


今日は加工事例のアップ日です。


→こちらよりご覧ください


当社「プレ板通信」でもお馴染みとなりました自社制作の積層金型を使用した曲げ加工の事例です。

通常、積層金型では複雑な成形や特殊Ｒ加工など、専用の金型ではないと加工ができないような事例にチャレンジしています。

しかし、今回の事例は汎用の金型でも加工は出来るけれども、その段取りや加工に多くの時間を浪費してしまう。

それらを積層金型により加工することで削減することが目的でした。


実際、これまで3箇所の曲げにそれぞれ寸法と角度の条件出し（加工段取り）を行っていました。

さらに個々の曲げ箇所だけではなく、全体の形状のバランスも重要なので、最終的な微調整をして加工をしていました。

また、当然ですが加工には3箇所なので3パンチを要します。


それを専用の積層金型を用いることで、金型を取り付けるだけで自ずと寸法・角度は決まります。

また、3回の曲げを一度で曲げます。3箇所1パンチです。


少数のロットで短納期、しかも頻繁にご注文を頂く本製品。

段取りや加工の時間が削減されたことは大きな意味を持ちます。


ちなみに積層金型の自社内の製作費ですが、今回の場合￥78,000。

それを金型業者から購入すると￥187,850。


今回の事例のようにごく普通の曲げ加工品。

積層金型の魅力は特殊な加工だけには留まりません。