投稿日 2014年12月08日 17:24
小さな小さな部品加工。
こんにちは。GOGOマッキーです。
今日はこちらが仕上がってきました。
ボールペンを作った訳ではありません。
その下の小さな金具が仕上がってきた製品です。
材質はSUS304 t=1.0㎜。
製品のサイズは2㎜×20㎜です。
そんな極小部品ですが、レーザーカットで抜きました。
タレパン加工でも金型さえ購入すれば可能ですが、当然、金型の購入費が発生してしまいます。
しかも一度作ってしまった金型は、製品の形状や寸法が変わってしまった場合でも改造するのはほぼ不可能です。
また新たに購入しなければなりません。
それらを考慮するとレーザーカットが最適です。
また、この製品の加工工程はレーザーカットだけではありません。
曲げや溶接はありませんが、ジョイントの除去とバレル研磨が施されています。
ジョイントとは製品とスクラップを繋いでおく為のものです。
仮にレーザーで全周をカットしてしまうと、これだけ小さな製品は加工後にどこかに行ってしまいます。
そこで、あえて一部分だけスクラップとなる外枠に繋げておき、後からその繋いだ部分を手などで取るのです。
そして、手で取った部分は突起状のものが残るのでそれをサンダーで仕上げています。
さらに最後にレーザーカットで切断面にエッジ(角)が立っているので、それをバレル処理することで丸めて完成です。
一見、大したことのない小部品。
様々な工程とノウハウが隠れています。