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投稿日 2014年06月23日 09:23
作らないための対策と流出しないための対策

こんにちは。GOGOマッキーです。


今日は朝から気の重い日でした。(いつもの週始めの体調不良ではありません)


先日、茨城県のお客様にお伺いしました。

その時、お客様から「以前納入した製品の表面にキズがある」とのご指摘がありました。

今年の1月から毎月3000台~4000台を納めさせて頂いている製品です。

実際、そのキズを見させてもらったのですが、確かにキズがあります。


今日はそのキズの問題を話し合うためにその製品に携わる4社5名による打ち合わせでしたが、

当然、各社に言い分があり難航が予想されます。

これが冒頭の気が重い理由です。


さて、板金加工において表面のキズは避けられないところがあります。

塗装やメッキ、研磨などの表面処理を施せば、隠れてしまいますが、

保護ビニールも付いていない材料の場合は厳しいものがあります。

今回の場合、表面処理や保護ビニールは“なし”です。それらを施すとコストが見合いません。


よって、多少なりともキズは発生するのですが、

その発生する可能性を少しでも下げるための対策は打たなくてはなりません。


対象の製品の抜き、曲げ、スポット溶接、CO2溶接、組立ての各加工工程と、

その他にも荷姿や仕掛品の扱い、運搬方法など全てにおいて現状のやり方でキズが発生するであろうところを洗い出します。

そして、それらに対しての改善処置を考えて行くのです。


また、キズが発生してしまった場合、その合否判断は見た人の感覚に大きく左右されるものです。

仮に同じ人が見たとしても感覚的なものなので、その時々で判断が変わる可能性もあります。


しかし、その曖昧な部分に明確な判断基準を設けない限り、流出は免れません。

現在問題となっている780台分すべてに合否を付けていく事で、その感覚的なものの基準の統一を図りました。


不良を作らないための対策と流出しないための対策。

丸一日掛かってしまいましたが、それらが確立できたことにはとても意味があります。

 

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